ContextCaptureユーザーガイド

パフォーマンス

ContextCaptureは、GPUによる汎目的計算(GPGPU: General Purpose Computation on Graphics Processing Units)を使用しており、50倍の速度で処理できる操作もあります(画像インターポレーション、ラスタライゼーション、Z-バッファリング)。また、CPU使用率の高いいくつかのアルゴリズムを高速処理するために、マルチコアコンピューティングを使用しています。

ハードウェアの構成にもよりますが、ContextCaptureでは、1日平均、ContextCapture Engineあたり10~20ギガピクセルの入力データを処理できます(極高精度のテクスチャ3Dメッシュの生成の場合)。点群データセットをContextCaptureに入力する場合、ContextCapture Engine 1個あたり1日平均で約2億5千万点を処理できます。

グリッドコンピューティングにより、複数のコンピュータでそれぞれContextCapture Engineを実行し、同一ジョブキューを分散処理することで処理時間を大幅に削減できます。

例 - 垂直カメラ1個と斜めカメラ4個で撮影した航空写真で、10~15cmの地上解像度と、典型的なオーバーラップを有する写真データセットの場合、ContextCapture Engineを4つ稼働させると、1日あたり30~50平方キロメートルのモデル制作を処理できます。

メモリ使用に関しては、8GBのRAMを使用する1つのContextCapture Engineで、1ジョブあたり1ギガピクセルまでの入力データ、1000万までの三角形メッシュを処理することができます。